【磁器レースドールの歴史】 |
18世紀頃、ヨーロッパのマイセンやドレスデン窯で貴族のために作られた磁器人形は、19世紀末ドイツ・チューリンゲンにあるジッツェンドルフで、磁器レースドールの原型といわれるレース飾りのついたロココ調の磁器レースドールとなりました。そして人形の師と呼ばれるマックス・ジーゲルの下で、職人によりレース飾りや花飾りなどがつけられ、モデル人形が築き上げられました。 磁器レースドールの手法が日本に伝えられたのは1978年。LA在住のエレン=グローム氏が来日し、サンアートにてセミナーを開き、そこで多くの日本の指導者が育てられました。 次第にこの手法が広まり、日本の和陶にはない優雅で繊細な磁器レースドールは、日本の独自の創意工夫が施され、現在は日本ヴォーグ社や多くの指導者が教室を開き制作を続けています。 |
【磁器レースドール 作成方法】 |
土台となる磁器土を綿レースに浸み込ませたものを、型で抜いた人形型に着せつけ、1200~1230℃で8~10時間焼成します。 その後釉薬を塗り、1000℃で4時間、ペイント後800℃で3時間焼成します。綿レースは焼け落ちますが、綿レースに浸み込んだ磁器土は磁器となり、レースの糸1本1本の型が残ります。こうしてとても焼成したとは思えないような、美しくやわらかいドレスの形の磁器人形ができあがります。 |
【東京アート工芸 各部門】 |
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